サイクリングにも、ゴルフやテニスといったスポーツのように、快適にサイクリングを楽しむための機能や工夫が施されたサイクリング専用のウェアがあります。サイクリングは一年中楽しめるスポーツですから、季節に合わせたウェアを揃えましょう。はじめてのサイクリングウェアの選び方のポイントをお教えします。
サイクルジャージとアンダーウェアは汗対策と保温性がポイント
サイクリングをすると冬でも汗をたくさんかきます。そのまま放置すると体が冷え、風邪をひく原因になります。それを予防するにはどんな素材のジャージがいいのでしょうか?選び方のポイントは吸湿速乾性です。吸湿速乾性の高いサイクルジャージは体へのフィット性もあるので、汗はすぐに乾き、長時間のサイクリングでも快適に過ごせます。
夏用のアンダーウェアは素早く汗を外に出してくれるので、ベタつきません。重ね着することで、より涼しく過ごせます。冬用のアンダーウェアは汗対策とともに保温性もあることが特長です。
出典:W9334-BL:シティライド ウォーム プリント ジャージ | パールイズミ(Pearl Izumi)の公式サイト。サイクリングに適した機能的なウェアを製造/販売しています。 /秋用/冬用/レディースフリージー/自転車カジュアルウェア/オシャレに着こなす
風よけには必須のウィンドブレーカーと冬用ジャケット
ウィンドブレーカーは冷たい風をよけるためのサイクリング必須のアイテムです。防風素材が使われているので温度調整がしやすく、3シーズン大活躍!暑くて必要のないときは、小さくたたんで、ポケットに入れることも可能です。
サイクリングは真冬でも楽しめますが、防寒対策をしっかりと。冬用ジャケットは、冷たい風を防ぐだけでなく、蒸れも逃がしてくれる冬用のウェアとなっています。体にフィットするため、風の抵抗を減らすことができます。サイクル専用ウェアの選び方のコツをつかめば、真冬でも快適に走ることが可能です。
出典:B2300:ストレッチ ウィンドシェル (2サイズワイド) | パールイズミ(Pearl Izumi)の公式サイト。サイクリングに適した機能的なウェアを製造/販売しています。 秋用/冬用/ワイドサイズ・トールサイズ/幅だけ大きめ・丈だけ長め
サイクルパンツ、タイツ、サイクリングスカート
サイクルパンツは、お尻の痛みを軽減するパッドの付いている自転車専用パンツです。直接、素肌に着用します。パンツのサドルにあたる箇所にパッドが縫い込まれているので、長時間のサイクリングの摩擦と加重からくるお尻の痛みをやわらげてくれます。サイクリングスカートもあるので、サイクルパンツ一枚だと抵抗がある女性にはスカートを一緒に着用することをおすすめします。
真冬には裏起毛素材の温かな長タイツ着用で防寒しましょう。防風素材が脚全面に使われているもの、ビブタイプで背中の方まで温かいものなど、さまざまな種類があります。選び方としては、使いやすいものを選んでください。
出典:tt Women’s Padded Tights | Rapha Site
転倒時などの万が一に備えて必須のグローブ、ヘルメット
サイクリング用のグローブにはパッドが入っており、手に伝わる振動の緩和、汗によるすべりの防止、万が一の際に手のひらの保護の役目があります。安全に自転車に乗るための大切な機能ですから、サイクリングでは必ず装着しましょう。
気温が高くなる夏には、指切りのグローブが一般的です。汗をふくために、グローブの手の甲がタオル地のものもあります。冬は特に風が冷たいので、厚手の防風素材のグローブが良いでしょう。厚手でもハンドルが握りやすい立体構造になっているので安心です。
ヘルメットは、万が一の際に頭部を保護するために必須です。選び方のポイントは頭の形に合う軽いものです。
出典:tt Deep Winter Gloves | Rapha Site
効率のいいペダリングのためのソックス、シューズ選び
サイクリング用のソックスは、シーズンに応じて、厚みや強度が調整されているので、機能性、快適性ともに高いものが多いです。パワーロス防止のサポート機能付きのソックスもあります。
サイクリング専用シューズは、スニーカーよりも靴底が固めでパワーロスを防止できます。スキーのビンディングのように、ペダルにカチッとシューズがハマるので、ライディングの効率がぐんと良くなります。長時間のサイクリングにはおすすめです。
出典:tt Reflective Climber’s Shoes | Rapha Site
あると便利なアイウェア、アーム・レッグウォーマーなど
アイウェアがサイクリングに必要なワケは、まず紫外線防止です。紫外線が増える春から夏には特に必要です。冬は太陽が出ていなくても紫外線は出ています。また、走行中に目をゴミや虫から保護します。
その点から考えても、長時間、外にいるサイクリングではアイウェアは必須アイテムといえます。また、スポーツ用のアイウェアは、曲線にデザインされたレンズのため、視界が広くて、見やすいことも特徴です。
アーム・レッグウォーマーは、半袖では少し寒いと感じるときに、素早く腕・脚につけることができ、長袖・長タイツ代わりになる気温調整アイテム。暑くなったら、簡単に外せて小さくたためるので携帯しておくと便利です。
イヤーウォーマーやネックウォーマーは、冷たい風を受けて顔まわりが痛く感じたときに使いましょう。薄手ですが冷気を遮断し、顔まわりを温かくします。
サイクリング用のディバックは、前傾の姿勢時にも体にフィットしてずり落ちる心配がありません。雨天の時にも荷物がぬれないレインカバーやヘルメット収納のホルダーがついています。
出典:tt Pro Team Flyweight Glasses | Rapha Site
ウェア選びから楽しみましょう!
サイクリングウェアは、快適で楽、便利なだけでなく、安全にも配慮されているアイテムが多いですね。はじめてのサイクリングなら、いきなりブランドのウェアでなくても、ネットでお手頃価格の商品を購入してもよいでしょう。サイクリングウェアが揃ったら、自転車で颯爽と出かけてみましょう!