ラグビーのポジションのそれぞれの役割と性格を徹底解説【初心者向け】

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2019年は、東京でラグビーワールドカップが開催され、日本中が歓喜に沸きました。

しかし、なかなかこのラグビーはルールが難しく、すぐに理解できるという人は少ないのでは?

そこでこの記事では、ラグビーのポジションについて解説します。

各ポジションの役割やどんなスキルが必要になるかについて書いていきます。

ラグビーのポジションについて

ラグビーは何人でプレーする?

ラグビーは野球やサッカーのように決まった人数で行われません。

形式によりプレー人数が異なります。

・ラグビーユニオン(15人制ラグビー)
・ラグビーリーグ(13人制ラグビー)
・セブンズ(7人制ラグビー)

小学生など若い世代の場合は、ジュニアラグビーという12人形式のゲームで行われることもあります。

控え選手やポジションの変更は?

一般的に選手の数は23人必要で、控え選手は8~16人になります。

ポジションの変更を無制限にできるのがラグビーの特徴です。

もっとも、一度ベンチに下がった場合は再出場できないのが他のスポーツと異なる点です。

FW(フォワード)とBK(バックス)の違いとは?

次にポジションについて見ていきましょう。

ラグビーのポジションは大きく分けて、FWとBKの二つに分類できます。

FWとは、線に出て相手チームと激しいぶつかり合う攻撃主体のポジションであり、一方BKは相手の攻撃に備えて後方で守備を行うポジションです。

活躍が期待される日本のラグビー選手

2019年のラグビーワールドカップに出場している日本代表選手を参考に、フォワードとバックスをそれぞれ紹介すると…

【フォワードを担当する日本代表選手】
・堀江翔太
・坂出淳史
・稲垣啓太
稲垣選手は、重量級の相手にも屈しない強靭なパワーとメンタルを持ち、サモア戦でも後半途中まで奮闘しました。
【バックスを担当する日本代表選手】
・田中史朗
・流大
・茂野海人

田中選手は身長168㎝と他の選手より小さめですが、背番号「9」に配置されるスクラムハーフ(英語ではSHと表記されます)において、瞬時に判断を行うパススキルで大活躍を果たしました。

ラグビーのポジション一覧

次はラグビーのポジションとその役割について書いていきます。

ラグビーのポジションは、全部で15つあります。

左・右プロップ(背番号1番・3番)

スクラムで最前線を張るポジションです。

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走りながらも、試合が止まるごとにスクラムを組み、競り合ってボールを奪い取ります。

体重が120kgを超える選手も多く、強靭な肉体、体格が重要となります。

フッカー(背番号2番)

プロップと同様に、スクラムを支える重要なポジション。

スクラムでボールを後ろに蹴り出したり、ラインアウトの際にスローイングするポジションです。

パワーはもちろんハンドリング力やスクラムのコントロール力が求められます。

左・右ロック(背番号4・5番)

ポジション名の「ロック」のように、スクラムで最前列の味方を腕で固める役割を担うポジション。

強靭な足腰と長身長が求められます。

また、空中戦では要の存在となり、空に浮いたボールの奪取するシーンは迫力満点です。

左・右フランカー(背番号6・7番)

フランカーは直訳すると、「側に立つ」という意味で、横からするりと抜け動き、スクラムからブレイクしたボールを奪うポジションです。

タックルした相手からボールを奪うジャッカルを得意技とします。

どのポジションよりも運動量が多いため、底知れないスタミナ力とタックルに当たり負けしない体幹が必要です。

ナンバーエイト(背番号8番)

フォワードの中で、一番の花形ポジション。

ナンバーエイトは、実は最も新しいラグビーのポジションで、40年前にできました。

もともとは、フランカーとまとめてバックローーセンターと呼ばれていました。

スクラムでは最後尾に位置し、フォワード全体を指揮する役割を持ちます。

攻撃にも守備にも、オールマイティーに対応できることが求められ、総合的なバランス力が必要です。

スクラムハーフ(背番号9番)

ボールをパスしたり、スクラムからボールを出したりと、ボールを常に動かすパスワーカー。

全ての中で最もパスの回数が多いポジションです。

そのため、常に素早く動き続けるスタミナと俊敏性、的確かつ冷静な判断力が求められます。

スタンドオフ(背番号10番)

チームの司令塔的な役割を担う花形ポジション。

他の国では「ファイブエース」「フライハーフ」と呼ばれることもあります。

最初にボールをもらう位置にいるため、スタンドオフの判断次第で戦況は大きく変わります。

戦術設計、判断力はもちろん、キック、パス、早く走る力など、幅広いスキルが求められます。

左・右ウイング(背番号11・14番)

バックスでは両翼の端に位置し、トライを常に狙うポジションです。

得点を決めるのが、このポジションの最大の役目です。

ここ一番でボールが回ってくるため、相手の守備を出し抜く脚力と崩れない突破力、また、不規則なボールをキャッチする跳躍力も求められます。

左・右センター(背番号12・13番)

バックスで作るラインの中間に位置するポジション。

スタンドオフからボールを受け取って攻めるため、相手の守備網にタックルで切り込み、攻撃の起点になります。

また、ディフェンスの時は、相手プレイヤーにタックルを行って防ぎます。

他のポジションに比べると、コンタクトが多く強靭なメンタルとフィジカルが求められます。

フルバック(背番号15番)

「最後の砦」と呼ばれるポジション。

砦と呼ばれるのは、最後方に一人で構えていることが多く、抜けてきた敵と一対一になるためです。

攻撃よりも守備の役割を担い、自陣の守ります。

敵選手のタックルを物ともしない鉄壁のフィジカル、指示における的確な判断力・ゲームメイキング能力が求められます。

まとめ

ラグビーでよく言われる言葉「ONE for ALL,ALL for ONE」に表されるように、単独の力ではなく、チームそれぞれの個性を活かしあって、相手チームに勝つゲームです。

今日紹介した各ポジションの特性を理解すれば、小さなシーンそれぞれに意味を感じ、より今まで以上に試合を楽しむことができるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

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ラグビー上達
この記事を書いた人
俵谷 龍佑

前職では、大手広告代理店にて百貨店や出版社のリスティング広告を担当。

前職で培ったSEOやデータ分析の知見を活かし、個人メディアを運営する傍らフリーのコンテンツライターとして活動中。

執筆テーマは、睡眠、お茶、経営、マーケと幅広い。
現在はライターのみならず、音楽イベントコミュニティ「MUSICROWD」の運営、野草茶研究家など、多岐にわたる分野で活動中。

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