リングの後ろにある「バックボード」が気になったことはありませんか?
一見、リングを支えているだけのものと思いますが、実はシュートに大いに活用できます。
そして、バックボードを使ったシュートのことを「バンクショット」と言い、必殺技にしていたNBA選手もいました。
今回はバンクショットの概要や使い方、コツなどをご紹介していきます。
バンクショットとは?
バンクショットとは、リング後ろにあるバッグボードを使ったシュートで、「バンクシュート」ということもあります。
NBAでは、Mr.ファンダメンタルと呼ばれた元サンアントニオ・スパーズのティム・ダンカンが得意としていました。
シュートの成功率が高いことから、「銀行に預けるほど手堅いシュート=バンクシュート」と名付けられたとされています。
バンクショットの特徴
バンクショットはボールの勢いを調整しやすく、シュート確率が非常に高いシュートです。
初心者にもおすすめの技術です。
また、角度や体勢によって直接リングを狙うのが難しい位置でも、バンクショットならシュートチャンスを増やすことが可能です。
バンクショットの成功率を上げるコツ
バンクショットの成功率を高めるためには、以下のポイントを意識しましょう。
・当てる場所(バックボード)
・シュートを狙う時の目線
では、それぞれ詳しく解説していきます。
ボールを当てる角度は45度、平仮名の「く」を意識
バンクショットを決めるには、バックボードからの跳ね返りを予想することが大切です。
基本の角度は45度、「く」の字を意識すればOKです。
当てる場所はバックボードに描かれた「四角形」
跳ね返りの角度がつかめたら、次は当てる場所を覚えます。
バックボードには、リング上部に四角形が描かれていますが、ここの隅を狙うのがポイントです。
また、ボールが下降し始めてからバックボードに当てるようにしましょう。
もし上昇中に当たると強く跳ね返ってしまい、リングにも当たらず戻ってきてしまいます。
目線はバックボード。リングは見なくてもOK
バンクショット時の目線は、先程紹介したバックボードの四角形を見ましょう。
リングを見たくなりますが、当てる場所と角度さえ合っていればシュートは入ります。
バンクショットが使える場面は?
バンクショットは、
・レイアップおよびゴール下
で有効です。中途半端な距離や確実に決めたい位置にいる時に適しています。
近距離や中距離のシュートでは、ボールの強弱を意識しましょう。
また、ゴール下やレイアップシュートでの確率はもちろん、バックボードの使い方次第で相手のブロックショットを防げたり、新たなシュートチャンスが生まれます。
バンクショットの練習方法
バンクショットの練習は、とにかく量がモノをいいます。
シュートを打つ手やシチュエーションを変えて、さまざまなパターンで決められるように練習を行いましょう。
マイカンドリル
NBAレイカーズのレジェンド、ジョージ・マイカンが行っていたドリル。
ゴール下のシュート、ワンハンドシュート、バックシュート、フックショットなど左右交互に打ちます。
慣れてきたら回転をかけたり、バックボードの上の方を使ったりと、いろいろな入れ方で挑戦しましょう。
バンクショット縛りでのシューティング
動画はNBA選手のシューティング風景ですが、このようにシュートを打つ人、パスを出す人、リバウンドを取る人に分かれます(パスとリバウンドは一緒でもOK)。
そして10本や15本など本数を決めて、役割を交代します。
そして練習のために、バンクショットのみでシュートを打ちます。
もらってからのシュートやドリブルからシュートするなど、様々な動きからバンクシュートを打ちましょう。
まとめ
確実にシュートを決めたいときに使えるバンクショット。
レイアップやゴール下、近距離〜中距離のシュートなど、さまざまなシーンで役立つ使い勝手の良い技です。
バックボードに描かれた四角形を上手く利用し、シュートの成功率を高めましょう!