バスケットでセンターは1番重要なポジションといっても過言ではありません。
実際にNBAでは、強力なセンターのいるチームが何度も優勝したり、「ルール」を変えてしまうような選手も存在しました。
センターに向いている選手とは?またどのような練習をすれば良いセンターになれるのかについてご紹介します。
バスケにおけるセンターとはどんな役割?
バスケにおいて「センター」は、ゴール下での活躍を求められます。
ゴール近くでのポストプレー、攻守でのリバウンド、ブロックショットなど、そのチームの『高さ』を象徴するポジションです。
多くの監督が、ゴール下を支配できるセンターを欲しがります。
センターフォワードというポジションも存在
センターとしてのプレイもでき、フォワードのようにアウトサイド付近でもプレイができる選手を「センターフォワード」と呼ぶことがあります。
パワーフォワードの別名として使われることもあるようです。
センターの重要性を語る名言
国民的バスケット漫画『スラムダンク』で、湘北高校のセンター赤木が桜木に言った「リバウンドを制するものはゲームを制す」という名言。
この言葉のように、リバウンドを支配できるセンターがいると、試合をとても有利に進めることができます。
センターに向いている人・向いていない人
センターに向いている人を簡単に言い表すと「大きくて強い選手」です。
では、もう少し詳しく説明していきましょう。
身長の高さは何よりも武器に!
センターは先ほども言ったように、なによりもゴール近くでの活躍が求められます。
リングが3m5cmの高さに設置されているバスケットでは、身長の高さは1番の武器です。
また、腕の長さ(ウイングスパン)は身長の代わりになります。
この2つのどちらかに自信があれば、高さのアドバンテージが取れるためセンターに向いていると言えるでしょう。
身体の強さがあれば、身長差も埋められる
背が低い人(ウィングスパンが短い人)でも、フィジカル(ぶつかり合い)に対応できるや筋力があれば、十分にセンターをこなすことができます。
バスケットにおいて、特にセンターのポジションはぶつかり合いを避けては通れません。
また、ゴール近くに押し込むことができればできるほどシュート確率も高くなるため、フィジカルも大きな武器となります。
センターフォワードは器用さも欲しい
センターフォワードは、場面によってフォワードのようにアウトサイド寄りでの活躍も求められますので、「器用さ」も必要になります。
具体的にはハンドリングや中距離のシュート率、スピードとなります。
こういったスキルを持っていれば、相手によって攻め方を変えられるため有利となります。
センターに求められるスキル
センターに求められるスキルは高度なスキルというよりも、「強さと高さ」を発揮できるスキルとなります。主には……
・リバウンド(攻守)
・ディフェンスのヘルプおよびブロックショット
・ゴール近くでのフィニッシュ力
などになるでしょう。それぞれもう少し詳しく解説していきます。
リバウンド
バスケットのシュートの成功率は約50%以下と言われています。
そのため、以下にこぼれたボールを自軍のものにするかが重要。
リバウンドはこぼれたボールを自軍のものにするスキルの一つであり、リバウンドが強いだけで起用される選手も多くいるほど、重宝されます。
ディフェンスのヘルプおよびブロックショット
ガードやフォワード陣が抜かれたあとのヘルプやブロックショットもセンターの重要なプレイです。
ヘルプやブロックショットが上手いセンターがいれば、ガードやフォワード陣は思い切り相手にプレッシャーをかけることができて、相手のターンオーバーなどを誘発できます。
ゴール近くでのフィニッシュ力
リバウンドを取ったあと、ポジションを取ったあと、味方のドライブからの合わせなど、センターがゴール近くでシュートをする場面は数多くあります。
しかし、相手や味方が密集していることも多く、多少のぶつかり合いのなかでもシュートを決められる力が必要です。
ただし、ぶつからないで打てる「フックシュート」のような技術もありますので、自分に合ったシュートを身に付けましょう。
センターに必要な強い筋肉をつける筋トレ法とは?
最後に、センターに必要な筋力をつけるための筋トレを紹介していきます。
今回は「足腰」と「体幹」を鍛えるトレーニングを紹介します。
ゴブレットスクワット
リバウンドに欠かせない足腰を鍛えるためのゴブレットスクワットです。
ダンベルなどの重りを胸の前で持って行います。
足幅は肩幅と同じくらいにして、背筋はまっすぐにして、腰を下げていきます。
この時、腰を丸めたり、膝が前に出過ぎないように注意しましょう。
正しいフォームが身に付くまで、重りの代わりにバスケットボールを使ったり、重りなしで行っても良いです。
体幹トレーニング
当たり負けしない身体を作るためには体幹を鍛えましょう。
参考動画のように、片膝と逆側の手を地面につけて、フリーになっている手足を浮かせます。
膝を痛めないようにヨガマットなどを敷くとよいでしょう。
毎日コツコツとやるのが効果的です。
まとめ
アウトサイド中心のバスケットになってきた今でも、強力なセンターは必要とされます。
センターをこなすための『高さ』を伸ばすことはなかなか難しいですが、筋力は努力によって強くすることができます。
ぜひ、今回ご紹介したトレーニングを行って、ゴール下を支配できるセンターになりましょう!