パワーフォワードの役割やワンランク上の選手になるための練習とは?

スポンサーリンク

スラムダンクの主人公、桜木花道のポジションでもあるパワーフォワード。

特にインサイド付近での活躍が求められますが、近年はストレッチ4と呼ばれるようにパワーフォワードが3Pまで打てる前提の戦術が生まれるほど、その仕事範囲は広がっています。

また、身長の高い選手と張り合うため、ディフェンスやリバウンドに負けない運動能力やフィジカルの強さも必要です。

今回はパワーフォワードに必須のスキルと、1段階上のパワーフォワードになるための練習法を紹介したいと思います。

パワーフォワードって?

パワーフォワードとは、インサイドとハイポスト付近でのプレイを主とするポジションです。

センターとの違いは、より機動力や器用さが求められる点です。

スラムダンクでは桜木花道、黒バスでいえば火神大我がパワーフォワードにあたります。

NBAでは歴代得点ナンバー2のカール・マローンや、スパーズの黄金期を支えたティム・ダンカン、現役ではダーク・ノビツキーやアンソニー・デイビスがいます。

パワーフォワードに適した人ってどんな人?

パワーフォワードに向いている人の特徴として、

・身長が高い
・フィジカルが強い
・運動能力が高い

などが挙げられます。

やはりインサイドでの活躍をするとなると、上記のような能力が必要になってきます。

しかし、高度なバスケットIQや戦術理解、スキルの習得などで十分にカバーできるのがバスケットです。

NBAでもウォリアーズのドレイモンド・グリーンがスキルや戦術理解を得意とし、パワーフォワードとして活躍しています。

パワーフォワードに求められる役割と能力

パワーフォワードに求められるスキルや役割は年々増えてきており、オールラウンドな選手が増えてきていますが、基本はインサイドでの強さが求められます。

そんなパワーフォワードに求められる役割やスキルを紹介しましょう。

インサイド付近での得点

パワーフォワードはセンターと一緒にインサイドを支配しなければなりません。

ジャンプ力やフィジカルなどの能力が高くなくても、巧みなステップなどの技を身につければ得点をしっかりと取ることができます。

まずはひとつでも自身の必殺技を習得して、その技を起点にオフェンスを組み立てられるようにしましょう。

勝敗を分けるリバウンド

バスケでは多くの場合、拮抗したチーム同士の対戦ではシュート確率は50%前後となります。

すなわち、約半分のシュートは落ちるということです。

その落ちたシュートをいかにマイボールにできるか、つまりはいかにリバウンドを取ることができるかが勝敗に大きく関わってきます。

シュート確率が同じでも、リバウンドを取られて攻撃回数を多く渡してしまえば、当然得点が変わってきます。

特にディフェンスリバウンドは、パワーフォワードに求められる重要な役割といえるでしょう。

スポンサーリンク

スクリーンを味方にかけよう

インサイドの選手にぜひ身につけて欲しいのが、スクリーンプレイです。

スクリーンとはディフェンスの進路を妨害して、味方選手をフリーにさせる動きです。

ボールを持っている味方にスクリーンをかければ瞬間的に2対1の状況を作れ、ボールを持っていない味方にスクリーンをかければ、フリーでボールを持たせることができます。

自分で得点ができなくとも、スクリーンを使って味方を活かせる選手は価値があります。

味方の動きに合わせよう

ガードの選手のドライブ、センターとのハイローなど、味方の動きに合わせて適切なポジション取りができると、簡単に得点できるようになります。

動き方の基本としては、フリーでボールを持てるところにポジション取りをするようにしましょう。

身につければ鬼に金棒!ロングシュートで相手を引きつけよう

近年のパワーフォワードの選手に求められるのが、アウトサイドのシュートです。

今やハイポストあたりのシュートは必須スキルとなっており、できれば3Pも確率良く決められるととても重宝されます。

パワーフォワードがアウトサイドのシュートを打てるとディフェンスの選手が外側に引きつけられ、よりインサイドのスペースが広くなり味方選手が得点しやすくなります。

パワーフォワードのレベルを一段階上げる練習法

パワーフォワードに必要なアウトサイドシュートと、リバウンドをレベルアップできるような練習を紹介したいと思います。

ぜひ、練習をこなして、ワンランク上の選手を目指してみてください。

3人一組のリバウンド練習

シューター、オフェンス、ディフェンスに分かれます。

シューターは好きな位置からシュートを放ち、オフェンス、ディフェンスはリバウンドを争います(ディフェンスが内側の状態からスタート)。

シュートが外れたらリバウンドを取って、オフェンス・ディフェンスどちらかがシュートを決めるまで続けます。

この練習ではディフェンス/オフェンスリバウンドの練習とポストプレイ、アウトサイドシュートの練習が同時に行えます。

アレンジシューティング練習

ただ単にシュートを打つのではなく、さまざまな負荷や動きを加えてシュートを打ちます。

まずは片足を上げて1本足で打ってみましょう。

バランスを取るのが難しくなり、ボールも飛びにくくなるはずです。

片足シュートに慣れたら、次はシュートを打つ前にボールを持ちながら1回転し、着地後にすぐにシュートを打ちます。

これらのシュートにより、シュート時のバランス調整や体幹を鍛えながらシュート練習ができ、インサイドでの激しいぶつかり合いからのシュートを疑似練習できます。

まとめ

リバウンドやインサイドでの活躍など、勝敗に関わる多くの仕事を任せられるパワーフォワード。

高い運動能力や身長があるほど有利なポジションですが、練習や動き方次第で十分にこなすことのできるポジションです。

パワーフォワードとしての効果的な動き方や、アウトサイドなどの付加スキルを身につけて、試合に欠かせない選手になりましょう。

スポンサーリンク
この記事が気に入ったらいいね!しよう
最新情報をお届けします。
バスケ上達
この記事を書いた人
俵谷 龍佑

前職では、大手広告代理店にて百貨店や出版社のリスティング広告を担当。

前職で培ったSEOやデータ分析の知見を活かし、個人メディアを運営する傍らフリーのコンテンツライターとして活動中。

執筆テーマは、睡眠、お茶、経営、マーケと幅広い。
現在はライターのみならず、音楽イベントコミュニティ「MUSICROWD」の運営、野草茶研究家など、多岐にわたる分野で活動中。

俵谷 龍佑をフォローする
spopedia(スポペディア)