緩急を使って相手をズラす!バスケに欠かせないストップを練習しよう

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バスケットボールは「足の速さ」よりも「一瞬のスピード」が求められるスポーツです。

この一瞬のスピードとは静から動、または動から静への切り替えの早さです。

止まった状態からの動き出しには瞬発力が必要になってきますが、動いている状態からの急ストップはコツや練習によって大きく伸ばせる能力です。

今回はそんな緩急に欠かせない「ストップ」のやり方や練習方法をご紹介していきます。

バスケのストップとは?

バスケで使われる「ストップ」は日常生活で使われている意味と同じで、動いている状態から止まることを指します。

そして主にボールをキャッチする時(パスをもらう、ドリブルを止めるとき)に特に意識する技術です。

バスケにおける「ストップ」の重要性

バスケットにおいて『緩急』は非常に重要です。

バスケットはコートが比較的小さいため、足が速いというスピードよりも、「静」から「動」への一瞬の速さが大切です。

こういった緩急を練習して自在に使いこなせるようになれば、より高い質のバスケットができるはずです。

「ストライドストップ」と「ジャンプストップ」

バスケに使うストップには大きく分けて以下の2種類があります。

・ストライドステップ(足を1・2と踏み込んで止まる)
・ジャンプストップ(ジャンプして両足で同時に着地して止まる)

そして両者のメリットとデメリットがこちらになります。

 ストライドストップジャンプストップ
メリット速いスピードでも止まりやすい次の1歩(フリーフット)をどちらからでも踏み出せる
デメリットフリーフットが2歩目のストップ時の足に限定される速いスピードでは止まりにくい

ストライドとはstrideと英語で書き、「歩幅」といった意味があります。

また、応用が効くのがジャンプストップですが、うまく止まれないとトラベリングになりやすいので注意しましょう。

似たような用語に注意!

上記のストライドストップに似たような用語として「ストライドステップ」や「スライドステップ」がありますが、こちらはディフェンス時の足の運びを示す用語です。

間違って使わないように注意しましょう。

ストップの上手さが表れる「ミート」とは

「ミート」とはパスを貰う瞬間を指し、ストップの上手さが表れる場面でもあります。

ドリブル終了後は2歩まで(0ステップをいれれば3歩)しか歩けませんが、ミート時にはトリプルスレット状態(ドリブル・パス・シュートどれでもできる)になりますので、ミート時にいかに良い体勢を作れるか、相手とのズレを作れるかでオフェンスのやりやすさは段違いに変わります。

ストップでうまく止まるコツ

スピードをうまく殺すには『重心』をコントロールすることが必要です。

そのために心がけるべき3つのポイントをご紹介します。

膝をしっかりと曲げて重心を低くしよう

ストップ時には膝をしっかりと曲げて重心を低くしましょう。

重心を低くすることによって、スピードを上手くコントロールすることができます。

また、膝を立ててストップすると、膝に負担がかかり怪我にもつながる可能性があります。

上半身が立つように顔を上げよう

ストップ時には上半身が上に向かって立っていることが大切です。

上半身が前に傾いてるとスピードがうまく殺せません。

そのために顔を上げてストップするようにしましょう。

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同時に次のプレイのために周りの状況をしっかりと確認することができます。

足幅は肩幅以上、前後に広げて着地しよう

足幅が狭いと重心のコントロールが非常に難しくなります。

そのため、左右の足幅は肩幅以上を目安に、前後の歩幅も少しつけてみるとストップしやすいはずです。

試しに足をぴったりくっつけてストップしてみてください。身体が安定せずにフラフラとしてしまうと思います。

実戦で使える「ストップ練習」を紹介

ストップ練習はボールを持っていない状態からはじめ、慣れてきたらボールをミートしたりドリブルを交えて練習しましょう。

練習から「緩急」を意識してみてください。

ウォーミングアップを兼ねたストップ練習で動きを覚える

まずはボールを持たずに止まる練習をしてみましょう。

ストップの練習をしてコートを往復していきます。

3歩進んだらストップ、3歩進んだらストップを繰り返し、ストライドストップ1往復、ジャンプストップ1往復、ストライド/ジャンプを織り交ぜながら1往復の、計3往復をしてみましょう。

慣れてきたらドリブルを加えて行うと効果的です。

ミートシュートドリルでより実戦的な感覚を養う

次はパスをもらう時のストップからシュートもしくはドライブの練習をします。

台形のゴール下2点に並び、交互に対角線にあるフリースローラインの端に走り込んでミートしてジャンプシュートします。

この時ストライドストップであれば内側の足から1・2歩と着地すると姿勢が安定します。

ミートシュートがある程度決まったら、ミートからドライブ→レイアップを練習します。

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まとめ

身体の使い方の上手さが出る「ストップ」という技術。

バスケットを始めた方には重要性が分かりづらい技術かもしれません。

しかし、レベルが上がるにつれて上手なステップが随所に活きてきます。

ストップのコツは「膝」と「姿勢」と「足・歩幅」です。

次回の練習から意識して行うようにしてみてください。

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バスケ上達
この記事を書いた人
俵谷 龍佑

前職では、大手広告代理店にて百貨店や出版社のリスティング広告を担当。

前職で培ったSEOやデータ分析の知見を活かし、個人メディアを運営する傍らフリーのコンテンツライターとして活動中。

執筆テーマは、睡眠、お茶、経営、マーケと幅広い。
現在はライターのみならず、音楽イベントコミュニティ「MUSICROWD」の運営、野草茶研究家など、多岐にわたる分野で活動中。

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