初心者のゴルファーなら知っておきたいマナーやグッズ、ゴルフの常識や注意点など役立つ情報をまとめてご紹介していきます。ゴルフの初心者の方は、まずはこの記事を一読して、基礎的な知識を身につけてから挑みましょう。
はじめてのゴルフ!まずは練習場へ行ってみる
ゴルフ初心者は、ラウンドに出る前にまずは練習場で基本的なトレーニングをする必要があります。ゴルフ練習場は「打ちっぱなし」や「ゴルフレンジ」と呼ばれています。まずはここでゴルフの基本となるスイングを練習し、習得することが第一関門となります。
初めたばかりの頃には空振りが多くても、だんだんとボールに当たるようになってきて、数を重ねるごとに上達が実感できるでしょう。
練習場についたら、まずはフロントで手続き
初めにゴルフの練習場についたら、まずはフロントで手続きをする必要があります。会員制の練習場では、会員である「メンバー」とそうではない「ビジター」に分かれていることが多いです。
初めのうちはビジターで利用し、通える範囲にいくつか練習場があるのなら数カ所利用してから会員になるかどうか決めても遅くはないです。会員になると、練習の料金が安くなる場合や、ロッカーの割引などのサービスを受けられることがあります。まずはビジターで何度か利用してから判断するようにしましょう。
どうやってボールを打つの?
フロントでの手続きを済ませたら、次は打席を選ぶステップになります。基本的にはどこを選んでも問題ありませんが、練習場によっては打席が指定されるシステムもあります。
人気があり混雑している練習場では、待ち時間が生じることもしばしばです。そんなときはロビーやラウンジなどのスペースでゆっくり一休みすることも良いでしょう。大きな練習場では打席が1階と2階に分かれていることもありますが、高い場所が苦手な人は1階で練習するようにしましょう。
ゴルフ練習場では、ボールはあらかじめフロントで受け取ったカードを使う場合や、ボールを自動的にティーアップしてくれるタイプ、コインを入れてボールが出てくるタイプなど、様々な方法でボールが出てきます。
練習場によって違う仕組みになっているので、分からないことはスタッフの人に聞いても全く恥ずかしくありません。もしも恥ずかしいと感じるときには飲み物を持って休憩しながら周囲の人を見ていれば仕組みがわかってきます。
いよいよ練習開始!スイングしてボールを打ってみる
ボールの使い方がわかったら、実際にボールをフルスイングで打つ練習を行ってみましょう。初めのうちは空振りが多いですが、徐々にヒットするようになり、楽しさも増していくでしょう。練習場によってはパッティング・アプローチに特化した専用のグリーンを用意しているところもあり、これらもラウンドに出た際のスキルに直結する有効な練習ができる場所です。
ラウンドに出てプレイしたい場合には、グリーンのある練習場を選んで、事前に練習しておくことをおすすめします。実際のゴルフスコアが向上するためには、フルスイングで良いショットを打つことだけではなく、アプローチ・パッティングのプロセスも重要なポイントとなります。
練習が終わったあとは、フロントで会計を済ませて終了です。練習場によって、シャワー室が完備されている場合や、マッサージのサービスがオプションで受けられる場合があります。自宅に帰ってからシャワーを浴びるのが手間に感じる人は、練習場で済ませてしまうことをおすすめします。
これが基本!ゴルフクラブの種類と用途とは?
ゴルフ練習場でスイングやアプローチに慣れてきたら、次第に自分のクラブが欲しいと感じるようになる人も少なくありません。ゴルフは道具にこだわる人が多く、それだけ道具によってもパフォーマンスが左右されやすいスポーツであるといえます。
ゴルフクラブは、基本的にルール上14本まで持ってプレイすることができ、キャディバッグの中に入れることのできるクラブには制限があります。次に初心者でも使うことの多いクラブにはどのような種類が存在するのかご紹介してきます。
ドライバー・1番ウッド
ドライバー・1番ウッドは長いクラブであり、最も飛距離を出しやすいです。ティーアップした状態でスイングして打ちます。クラブヘッドに使われる材質はウッドだけではなく、メタル・チタンが用いられることも増えてきています。
フェアウェイウッド・3番ウッド
フェアウェイウッド・3番ウッド以上のクラブは2打目に使うことが多いです。ドライバーと比べて、ティーアップしなくても地面にあるボールを打つことができるような構造になっています。ドライバーよりも短く扱いやすいことから初心者には向いており、距離が短い場合にはティーアップして使うことも可能です。
ユーティリティ
ユーティリティと呼ばれるクラブを聞きなれないと感じる方も多いかもしれません。特徴としては、アイアンとウッドの間のような機能があるとおさえておきましょう。ユーティリティの種類は、アイアンに近い形をした「ユーティリティアイアン」と、ウッドに近い形の「ユーティリティウッド」に大別されています。
アイアン
アイアンは、ボールをグリーンに乗せるときに使用するクラブです。番号ごとに色々な種類があります。持ち歩くクラブの中ではアイアンが一番多くなるでしょう。番号が増えて9番アイアンに近づいていくに従い、飛距離が短くなっていき、飛ばす力よりも上に浮上させる作用の方が大きくなる特徴があります。
ウェッジ
ウェッジはアプローチのシーンで使われます。グリーンに乗せたいときに方向や距離を正確にコントロールしたい場合に有効なクラブです。他には、バンカーからのリカバリーショットなど、トラブルのあとの対処においても活用します。
パター
パターはグリーンの上でカップにボールを入れるときに使うクラブで、グリーン上で活躍する必須のクラブであるといえるでしょう。長さやヘッドの素材なども様々な種類が出てきています。
まずはどのクラブを用意すればいいの?必須のゴルフクラブとは
ゴルフクラブも少しずつ揃えていきたいところですが、クラブを持ち歩くためのバッグも必要になります。ゴルフ練習場にいくまでには、ドライバーを1本用意しておきましょう。また、フェアウェイウッドとアイアンを1?2本用意しておくことをおすすめします。
ラウンドの場面でも活躍できるドライバー、5番または7番ウッド、7番アイアンとウェッジを1本のセットで用意しておくと、実際のコースでも練習可能なのでおすすめです。最低限のクラブと扱いやすいゴルフバッグを用意しておき、練習していきましょう。
上記はスタンドタイプのキャディバッグであり、特に練習場ではそのままの状態で開くと安定させて使うことができるため、初心者の方の練習時には大変便利です。ゴルフバッグも用途に合わせて選んでみましょう。
ゴルフ初心者が揃えたい!マストなアイテムとは?
ゴルフ初心者では、ゴルフクラブやゴルフバッグなどの大きなアイテムの他にも、何かと必要なものが多くなります。ゴルフウェアというといかにもゴルフをするというデザインのものだけでなく普段使いをしても違和感がないようなおしゃれなデザインのものも多くあります。ゴルフの練習を始めるまでに揃えておきたい必須アイテムについてご紹介していきます。
ゴルフウェア
ゴルフ場における服装は、基本的に襟付きのトップスとパンツスタイル、ゴルフシューズが基本になります。これは男女ともに共通のスタイルとなります。基本的にはウェアなどはゴルフをすることに重点をおいて作られているので動きやすく機能的です。
汗を吸い取りやすく、乾かしやすい機能があり、さらにUV加工がされているものだとベターでしょう。ゴルフでラウンドに出るとなると長丁場となるため、ウェアも着心地がよく快適なものを選びたいところです。
ゴルフシューズ
靴に関しても運動靴で練習場にいく人もいますが、通常の運動靴だとスイングをしたときに踏ん張ることができずに力が入りにくくなってしまいます。そのため、練習場面でも本番に合わせてゴルフシューズを履くことをおすすめします。
ゴルフグローブ
ゴルフの練習にあたり、ゴルフのグローブを滑り止めの目的で使用する人も多くいます。プロゴルファーの中にも使用する人とそうでない人がいますが、手に汗をかいてグリップが滑りやすくなるのを防ぐために使用するという人は少なくありません。男性であれば左手、女性であれば両手につけることもあります。
グローブには革製・人工皮革製の2タイプがあり、革製だと手にフィットすることが魅力ですが雨には弱いです。一方、人工皮革ではフィット感には劣りますが、雨には強く価格も安価です。まずは人工皮革のグローブを使ってみてからグローブが自分に合うかどうか確認してみましょう。また、グローブを購入する際はサイズに注意しましょう。
サングラス
屋外で長時間プレイすることを考えて、紫外線から目を守るためにもサングラスを使う人も多いです。また、日差しが強いと眩しくてよく見えずにスコアに影響する場合もあるため、持っておくと役に立つアイテムであると言えるでしょう。
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ゴルフ場での服装で注意すべきことは?敷地内では相応しい服装を
ゴルフ場での服装は、先にご紹介したとおり襟付きのトップスとパンツスタイルが基本となります。マナー違反となる服装としては、襟なしのTシャツやジーンズスタイル、ジャージやサンダルの着用が挙げられます。女性の場合はショートパンツやミニスカートを履く人も増えてきていますが、草むらや林の中にボールが入ることもあるため、なるべく露出の少ない丈のパンツスタイルが好ましいでしょう。
行き帰りにはラフな服装をする人もいますが、こちらもマナー違反となります。ゴルフ場でのマナーや習慣に準じた格好で挑むようにしましょう。ゴルフ場における服装は、実際のコース内だけでなく、敷地内全般で気をつけるようにしましょう。
ゴルフをプレイする上で必須のマナーとは?服装以外のポイント
ゴルフ場では服装に注意しなければいけないことをお伝えしましたが、それ以外の全般的な必須マナーとして、まずは設定した時間に遅れないということが挙げられます。気軽に行ける打ちっぱなしの練習場とは違い、ゴルフ場にいくときには時間を守る必要があります。
遅くてもスタート時刻の30分前までにはゴルフ場に行き、10分前にはティグラウンドへ到着していつでもスタートできるようにしておきます。なお、ゴルフ内は禁煙であるため、どうしても喫煙したい人は喫煙可能なスポットを確認しておきましょう。
また、ゴルフでは他の人のプレイを妨げるような行為は禁物です。大きな声でおしゃべりをすることは控えましょう。特に、ボールを打つ人がアドレスに入った段階では静かにして音を出さないように注意しましょう。アドレスとは、ボールを打つために構えている段階を指し、集中力が途切れないように静かに待機します。
実際、ゴルフのテレビ中継などを見ると野次馬が声を出し、ギャラリーが拍手をすることはあっても、ゴルファーがアドレスに入っているときは静かにしていることが分かります。
グリーンとバンカーでのマナーは?気をつけるべき点とは
グリーンでは芝を傷つけることを避けるため静かに歩き、決して走らないように気をつけましょう。パットが上手に決まっても、ジャンプしたり走ったりしないように興奮を抑えましょう。
また、グリーンにボールが落ちた時にくぼんだ芝の部分は必ず整えることがマナーです。このようなくぼみはボールマークと呼びます。なお、パットを決めたあとにカップからボールを取り出す際は、カップの縁部分を踏んでしまうことのないように気をつけましょう。カップの周囲はデリケートであるため、踏まれてしまうとボールの軌道が変わってしまう恐れがあるためです。
バンカーでは、斜面が低くなっている方から入ることがマナーです。斜面が急なところから入ると、砂が崩れてしまうため注意しましょう。また、バンカーからのリカバリーショットを打ったあとは、乱れた砂の状態をできるだけ戻すように、自分の足跡やショットの痕跡を、周辺においてあるレーキという道具で整えるようにしましょう。
危険なアクシデントを避けるための注意点とは?
ゴルフはゆったりと進められるスポーツではありますが、場合によっては大怪我や事故につながる恐れがあるため、注意点を頭に入れておきましょう。ゴルフクラブやボールが周囲の人に当たると、頭などを強打して大きな事故につながりかねません。
まず、自分がボールを打つ場合には、人が近くにいないか確認するようにしましょう。また、自分が打たない順番のときは、打つ人の前に出ないことが基本となります。前に出ることは、打つ人の集中力を途切れさせるためにNGですが、安全性の面からもボールやクラブが当たって怪我をする可能性があるので、うっかり前に出てしまうことのないように注意しましょう。
また、もう一つ危険なシチュエーションとしては自分の打ったボールが前の組の人に当たってしまうということが想定されます。もし、まだ前の組が次のホールにいる場合には静かに待ちましょう。万が一、前の組にいる人の方にボールを打ってしまった場合には、「ファー」と大きい声で叫び、相手に危険を知らせることがマナーです。
まとめ
今回はゴルフ初心者の方が知っておきたいゴルフの基本やマナーについてお伝えしました。ゴルフ特有のマナーや注意点があるため、実際にゴルフ場でラウンドに出る前に頭に入れておきたいところです。
ゴルフを始めるにはクラブやバッグを含め、用意しなければいけないアイテムがいろいろとありますが、少しつずつ揃えながら練習を楽しみましょう。