難しいオフサイドのルールを分かりやすく解説

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サッカー経験者でないと、なかなか理解するのが難しい「オフサイド」。

しかし、あるポイントさえ押さえれば、試合で起こるほとんどのオフサイド理解できるようになります。

今回は、そのオフサイドを理解するためのポイントやオフサイドが適用外になる場合など、分かりやすくオフサイドについて解説します。

分かりにくいルール「オフサイド」とは?

まず、オフサイドの説明の前に、オフサイドポジションについて簡単に説明します。

オフサイドポジションは、相手チームのゴールラインから2番目に近い相手選手とゴールラインの間にある領域を指します。

オフサイドポジション内では、パスをもらう、相手選手を妨害する等の行為が反則扱いとなり、相手チームにフリーキックの権利が与えられます。

ただし、オフサイドポジションにいること自体は反則でありません。

オフサイドのルールをややこしくしているのは、例外の規定です。

このオフサイドの細かいルールに関しては、詳しく以下にて解説します。

審判がこのジェスチャーを見せたらオフサイド!

上記で説明したように、相手陣のゴールラインから2番目にいる選手がキーポイントで、その選手=オフサイドラインとなります(詳しくは後述します)。

このオフサイドラインは試合中に目まぐるしく変わりますので、ほとんどこのラインを見るために副審がいます。

副審がオフサイドと判断すれば、フラッグ(旗)をあげてオフサイドをアピールし、主審が手をあげるジェスチャーをして笛を吹くとオフサイドが成立します。

オフサイドに関しては、サッカー主審より、副審が重要な役割を担っています。

2018年に施行された新ルール

オフサイドは何度かルールの改訂が行われており、2018年にもマイナーな変更がありました。

その変更とは、「オフサイド後のフリーキック再開場所の変更」です。

今まではオフサイドが起きた場合、ボールがパスされたもしくはクリアされた地点からの再開でしたが、それがボールを受けたりした時の「反則した地点」に変更となりました。

オフサイドポジションとは?

オフサイドポジションとは、オフサイドライン(相手チームの2番目に後ろにいる選手)よりゴールに近い位置を指します。

このオフサイドポジションは、通常は攻撃側に不利に働きますが、逆に「囮(おとり)」として使うこともできます。

したがってオフサイドポジションを理解して、上手く扱える選手が上級者と言えるでしょう。

オフサイドで違反になるケース

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オフサイドで反則をとられるのは、「ボールが蹴られた瞬間にオフサイドラインを超えており、ボールに反応した場合」です。

ここで重要なのが、
・反応したかどうか
・ボールがいつ蹴られたか

の2点です。

では、詳しく解説していきましょう!

ボールに反応しなければ、オフサイドにはならない

オフサイドラインを超えていても、ボールに対して反応していなければオフサイドにはなりません。

つまり、オフサイドポジションにいる選手をおとりに使って(ボールに反応しない)、その延長線上のスペースにパスを出すことが可能です。

しかし、少しでも相手の守備を動かしたり、影響を与えた場合はオフサイドになります。

ボールが蹴られた後はオフサイドラインを超えてもよい

オフサイドラインは、ボールが蹴られた瞬間の位置に対して有効です。

したがって、パスが出た時点で相手守備より手前にいて、相手守備を抜いてボールを受け取った場合はセーフとなります。

また、相手に当たった場合も、その前のボールを蹴った瞬間のオフサイドラインが適用されます。

ですので、サッカーでは足の速い選手や、相手の隙を上手くつける選手が重宝されます。

オフサイドルールの例外

オフサイドには、適用されないタイミングやプレーがあります。

例を挙げると・・・

・コーナーキック
・ゴールキック
・スローイン
・すでにオフサイドラインを超えた場所からのパス

です。

細かく言えばさらに条件がありますが、ひとまず上記の時はオフサイドが適用されないと覚えておけば問題ないです。

また、上記のセットプレーでも例外なのが「フリーキック」です。

フリーキック時は、通常のオフサイドルールが適用されます。

このフリーキックと、その他セットプレーの違いは「フィールド内で行うプレー」かどうかです。

フィールド内から始まるプレーにはオフサイドは適用され、フィールド外から始まるプレーではオフサイドは適用されません。

オフサイドとGK(ゴールキーパー)との関係

オフサイドはよく「ゴールキーパーを除く最後尾の選手より、奥でボールに反応してはいけない」と説明されますが、厳密に言うとゴールキーパーもオフサイドラインになることがあります。

もしキーパーが前に出て味方チームの選手よりも前にいる場合は、キーパーがオフサイドラインとなります。

オフサイドはあくまでも「後ろから2番目の選手」が基準です。

まとめ

オフサイドといえば、サッカーの中で最も理解に苦しむルールと言えるでしょう。

ポイントは「後ろから2番目の選手」です。

オフサイドを理解しておけば、サッカーの試合をより奥深く観戦することができます。

ぜひ参考にしてみてください。

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サッカー上達
この記事を書いた人
俵谷 龍佑

前職では、大手広告代理店にて百貨店や出版社のリスティング広告を担当。

前職で培ったSEOやデータ分析の知見を活かし、個人メディアを運営する傍らフリーのコンテンツライターとして活動中。

執筆テーマは、睡眠、お茶、経営、マーケと幅広い。
現在はライターのみならず、音楽イベントコミュニティ「MUSICROWD」の運営、野草茶研究家など、多岐にわたる分野で活動中。

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