バスケットボールの試合では、ファウルを取られたときなどにフリースローが行われます。
フリースローは点数差をつける絶好のチャンスでもあり、成功させたいもの。
でも慣れていないと、緊張してうまくいかないということも多いのではないでしょうか?
そこで今回は、フリースローのルール、上達のコツや投げ方のポイントについてご紹介します。
バスケのフリースローのルールは?
改めて、フリースローに関するルールについて解説します。
フリースローになる条件は?
フリースローは、自分のチームがファウルをとられたときに、ペナルティーとして相手チームにフリースローをする権利が発生します。
状況により、1回から最大3回までフリースローの権利が与えられます。
フリースローのバイオレーションは?
ヴァイオレーションとは、ファウル以外の禁止行為のことです。
フリースローは「フリースローライン」という半円型のラインの内側から行います。
このとき、フリースローを行う選手(シューター)はラインを踏んではいけません。
また、途中で動作を止めることはできません。
さらに投げたあと、ボールがリングに当たるまでは、フリースローエリアのラインの外に出られません。
これらに違反するとヴァイオレーションとなります。
オフェンス・デフェンスの人数と立ち位置は?
シューター以外のオフェンスの選手は2人、ディフェンスのチームからは3人がフリースローラインの外側で待機します。
相手チームがゴールに近い位置から、互いに交互に並びます。
外の5人はシューターの手からボールが離れるまでフリースローラインの内側に入れません。
また、シューターとこれら5人以外の選手は、スリーポイントラインの外側のフリースローラインの延長線上の外側で待ちます。
フリースローの時間は?
シューターは、審判からボールを受け取って5秒以内にシュートを行わなければいけません。
フリースローが失敗したときは?
フリースローが失敗したときは、リバウンド争いとなって試合が再開します。
バスケのフリースローの投げ方・打ち方
バスケでフリースローが決まると、試合が有利になります。
ぜひフリースローを決めたいですね。
ここでは、フリースローの投げ方・打ち方について書いていきます。
腹式呼吸を意識する
フリースローは短い時間でコンディションを整えてシュートしなければなりません。
そのためには腹式呼吸を意識するのが有効です。
そうすることで、体に無駄な力が入らず、リズムも生まれてシュートが入りやすくなります。
ルーティン(決まった動作)を作る
普段から、フリースローの前に自分の意識を集中できる「ルーティン」を一つ作っておきましょう。
そして、本番でも普段と同じ動作をしてください。
こうすることで、心を乱すことなく、冷静にフリースローを行えます。
手首のスナップを使う
ボールが手から離れる瞬間に手首のスナップをきかせてみましょう。
手首のスナップが十分にきいていると、ボールの軌道をコントロールできます。
また、体の軸がぶれているとコントロールできないので、フリースローの時はジャンプはしないようにしましょう。
フリースローの上達のコツは?
投げるときに腕の力を抜く
ボールを投げるときに、腕の力を抜くことを意識しましょう。
腕の力を抜くと、同時に全身の力も抜けます。
リラックスした状態で、フリースローを打つことができます。
ゴールの一点を見て投げる
フリースローを投げるとき、ゴールの一点を見つめながら投げましょう。
ボールの軌道を安定させることができます。
息を止めて投げる
呼吸を止めることで体がぶれなくなり、安定したシュートを投げることができるようになります。
フォームを録画しておく
実際、フリースローをしている時、自分のフォームの状態を確認することはできません。
録画して、失敗した時と成功した時のフォームを確認することで、フォームをより早く改善することができます。
フリースローの飛距離を伸ばすには?
特に初心者の場合、フリースローをしてもゴールまで届かないという方もいるでしょう。
どのようにすれば、ゴールまで届くように飛距離を伸ばせるのか、そのコツをご紹介します。
下半身のバネを使う
投げる瞬間は、膝を軽く曲げた状態にしましょう。
投げたときに膝を伸ばすことで、ボールが遠くに飛ぶようになります。
ボールに逆回転をかける
ボールを投げる瞬間に、手首のスナップをきかせてボールを逆回転させます。
逆回転しながら飛んだボールは前へ進む力が強くなり、結果的に飛距離が伸びます。
ボールを真上に投げる
ボールがゴールに届かないのは、高さが足りないのも原因です。
真上に投げることを意識すると、飛距離が伸びます。
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まとめ
いかがでしたか?
フリースローは、ごく短時間で行わないといけないため、「メンタルショット」ともいわれています。
本日紹介したポイントやコツを参考に、確実にフリースローを決められるようになりましょう!