バスケットボールには外用や中用、大きさの違いがあることを知っていますか?
自身の年齢や場所に合わないボールで練習していると、いざ試合になった時に「感覚が全然違う!」と、いつもの調子が出せなくなることも。
今回はそんなバスケットボールの選び方を、さまざまな角度からご紹介。
ぜひ、本日の記事を参考に自分に合ったボールを探してみてください。
バスケットボール外用と中用の違い
バスケに使うボールには大きく分けて、体育館用(室内バスケットボール用)と、屋外用(ストリートバスケボール用)があります。
一般的に、室内用は皮革でできたもの、屋外用はゴムでできています。
さらに細かく分けると以下のようになります。
室内用
・天然皮革
・人工皮革
屋外用
・表面がエナメル製のゴムボール
・ゴムボール(ラバーボール)
違いは「グリップ力」と「耐久性」
では、さきほど紹介した外用と中用のボールで何が違うのかというと、『グリップ力』と『耐久性』です。
バスケットボールは、いかに手に馴染むかがプレイに影響を与えます。
特に室内で行われる競技である、バスケではグリップ力が大変重要になります。
そのため、室内用として使われる皮革ボールはその“グリップ力”に優れており、逆に屋外用のゴムボールは外の厳しい環境でも長く使えるように“耐久性”に優れています。
初心者必見!バスケットボールの選び方を徹底解説
市販されているバスケットボールには、『屋内用』および『屋外用』のほかに、細かな違いがあります。
ここでは、初心者の方向けに、サイズ、材質、メーカーでそれぞれ選ぶ時に気をつけたいポイントについて解説します。
サイズで選ぶ
バスケットボールの公式試合では、年齢や性別ごとに使用するボールの大きさが変わります。
ボールの大きさは5号、6号、7号の3種類があり、以下のようなカテゴリでそれぞれ使われています。
・5号・・・ミニバスケットボール(小学生)
・6号・・・中学生以上の女子
・7号・・・中学生以上の男子
なるべく自身のカテゴリに合ったボールを選ぶようにしましょう。
また、小学生高学年であれば、中学生になった時にすぐにボールの大きさに対応できるよう、早めに大きいボールで練習しておくのも良いでしょう。
材質で選ぶ
さきほども紹介しましたが、ボールの材質によって特徴が変わってきます。
より詳しく説明すると、以下のような特徴があります。
天然皮革
使うほどに手に馴染み、使いやすくなります。
定期的な手入れが必要です。外用には不向きですが、室内で行われる競技バスケにはおすすめ。
人工皮革
使うほどに劣化して手に馴染まなくなるのが難点。手入れをすれば劣化は防げます。
耐久性は高いです。外用として使えなくはないですが、皮革がポロポロと剥がれてくるので不向きです。
ゴム製のボール(エナメル)
耐久性が高いです。ストリートバスケなど外用向きです。
またデザイン性に富んだものが多いため、おしゃれなボールを求めている方にはおすすめ。
メーカーで選ぶ
バスケットボールのメーカーによって、それぞれ特徴、値段の差異があります。
ここでは、それぞれメーカーごとに、特徴や値段の違いについて説明します。
molten(モルテン)
値段
中~高
特徴
モルテンは、国際試合や日本の各カテゴリの公式球として使用されています。
ボール表面のザラザラを均一に配置する、ボールの色をより明るくすると、使いやすさを向上させる姿勢が随所にみられます。
天然皮革ボールといえばモルテンと言われるほど、引けを取りません。
MIKASA(ミカサ)
値段
中~高
特徴
実業団バスケで使われるのがミカサです。
モルテンに比べて、黄色く塗られた面が広いのが特徴です。
NIKE(ナイキ)
値段
低~中
特徴
大手スポーツメーカーであるナイキのボールは、高校生の冬の全国大会『ウインターカップ』で何度も使用されています。値段も比較的安価。
SPALDING(スポルディング)
値段
中~特高
特徴
世界最高峰バスケットリーグ『NBA』の公式球として使われているのが、スポルディングのバスケットボールです。
NBAで使われているボールは約3万円と値段は高いですが、使い心地は最高です。
TACHIKARA(タチカラ)
値段
中~高
特徴
1915年に東京で創業した、日本初の老舗スポーツボールブランドのタチカラ。
ストリートバスケで人気のSOMECITY(サムシティ)や、東京オリンピック種目でもある3×3(スリーバイスリー)の公式球に使われるなど、ストリート(外用)のボールに定評があります。
おしゃれなボールもたくさんあるので、見た目も気にする人におすすめのブランドです。
まとめ
単純にバスケットボールといっても、種類は様々。
それぞれの作りや素材、メーカーによって特徴は変わり、使う人にとって扱いやすさが変わります。
お気に入りや自分にとって使いやすいバスケットボールで練習できれば、上達スピードも高まることでしょう。
ぜひ、いろいろなボールを試してみて、納得のいくボールを見つけてみてください!