サッカーのポジション別の役割とそれぞれに求められる能力

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ボランチ、センターバック、アンカーといった用語を耳にすることがあると思いますが、これらは全てサッカーのポジションの名前です。

サッカーのポジションにはそれぞれ役割があり、理解することでより深く楽しく試合を観戦できます。

本記事では、サッカーのポジションの人数や役割について解説します!

サッカーのレギュラーとベンチの人数は?

レギュラーの人数

サッカーは、キーパーを含めて試合に出られるレギュラーメンバーは全部で11人です。

ただし、例外として小学生の年代の場合は8人制となっています。

また、何らかのペナルティにより、ファウル(イエローカード、レッドカード)が一定枚数に達すると退場になります。

数的有利の状況に持ち込めば、格上の相手にも勝利できる可能性(逆に言うと格下に負ける可能性)があるため、このルールがサッカーの面白さを作っていると言えるかもしれません。

ベンチの人数

ベンチ入りできる選手の数は、試合によって異なります。

高校サッカーの場合

選手として登録可能な人数は25名と定められています。

フィールドに入れるのはレギュラー含めて20名までとなっているため、ベンチスタートとなるのは9名で、残りの5名はスタンド席での待機となります。

国際大会の場合

ワールドカップなど国際Aマッチの場合、登録可能な人数は23名と定められています。

この場合は、フィールドに入れるのはレギュラー含めて18人までで、7人はベンチスタート、残りの5人はスタンド席での待機となります。

サッカーのポジションの役割と適性・性格

サッカーのポジションは大きく分けて4種類、その中にさらに細かい役割が存在します。

ディフェンダー(DF)

センターバック

守備の要と言える存在で、相手FWとぶつかることも多いポジション。

1対1でも当たり負けしないフィジカルの強さが求められます。

また浮き球の処理を求められるため、高いジャンプ力や高身長で体格の良い選手が向いているポジションと言えます。

代表選手:田中マルクス闘莉王、セルヒオ・ラモス

サイドバック

守備に分類されていますが、攻撃も含めて味方を援護するポジションです。

カバー範囲が広く、必然的に高いスタミナが不可欠です。

サイドから攻めてくる相手選手はスピードに優れていることから、相手選手に振り切られないスピードとスタミナの両方をあわせ持った選手が向いています。

代表選手:内田篤人、ロベルト・カルロス

フォワード(FW)

センターフォワード

得点を取ることがメインのポジション。

相手DFに競り負けないフィジカルさが必要で、ゴールを狙う執念深い性格とプレッシャーに打ち勝つ強いメンタルを持った選手に適したポジションです。

代表選手:クリスティアーノ・ロナウド、ロメロ・ルカク

セカンドトップ

センターフォワードのやや後ろに位置し、パス回しやポジション取りなどセンターフォワードのサポートを行います。

ときには、相手DFの守備をかいくぐり、自ら得点をあげることから、「シャドーストライカー」という異名もついているポジションです。

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代表選手:トーマス・ミュラー、リオネル・メッシ

ウィング

両サイドに配置され、高度なドリブルによる突破やセンターフォワードへのパスによるゴール演出が求められるポジションです。

パスを必ず届けるという強い意志と、どんな相手DFにも怯まないメンタルを持った人に向いています。

代表選手:モハメド・サラー、マルコ・ロイス

ミッドフィルダー(MF)

ボランチ

「中盤の底」とも言われ、戦術的に欠かせないポジションです。

このポジションは一般的に「ボランチ」と言われますが、その中でも守備的な役割が強いものを「アンカー」、万能なタイプを「司令塔」と呼びます。

チーム全体の攻守のフォローを行うため、スタミナ力と広い視野を持った選手に適しています。

代表選手:長谷部誠、アンドレス・イニエスタ

サイドハーフ

中盤位置のサイドに配置されるポジション。

役割は広く、FWへの正確なパスはもちろん、自ら得点する力、ときにはディフェンスも任されます。

代表選手:ネイマール、乾貴士

インサイドハーフ

ゴール前にいるFWへのパス供給と自ら得点を取ることが主な役割で、攻撃重視型のハーフです。

密集地帯でボールを持つことが多いため、相手DFをかわすドリブル力やゴールを演出するパスセンス・得点力といった多岐にわたる能力が求められます。

代表選手:香川真司、アンドレス・イニエスタ

トップ下

FWのフォローをする攻撃的MFで、MFの最前線に位置します。

正確なパス・シュートを兼ね備えた選手が多く、レベルの高いプレーを求められることから数多くのファンタジスタが生まれるポジションでもあります。

代表選手:ハメス・ロドリゲス、本田圭佑

アンカー

ポジションとしてはボランチに属しますが、守備をメインとしており、相手の攻撃をDFラインに到達する前に崩すことが主な役割です。

また、担当エリアが広くなることが多いため、ゴールを奪われる危機的状況をいち早く察知し、持久力と適切なポジション取りができる選手が向いています。

代表選手:ロドリゴ・エルナンデス

ゴールキーパー(GK)

手を使用することが許可された唯一のポジションで、ゴールを守る最後の要です。

高い身長と長い手足を持った選手が有利なポジションです。

スキルとしては、シュートコースの判断力や、俊敏さといったものを求められます。

代表選手:ティボ・クルトワ、川島永嗣

背番号は自分で選べない?ポジションと背番号の関係

選手の判別だけでなくポジションを示すためにも使われる背番号ですが、この番号と対応するポジションには以下のようにある程度の決まりがあります。

1:ゴールキーパー
2,3,4,5:ディフェンダー
6,7,8,10:ミッドフィールダー
9,11:フォワード

一方で、上記のルールは絶対ではないため、自分の好みに合わせた背番号をつける選手(ベッカム選手の77番や長友選手の55番など)もいます。

また国によってはアルファベット順で決まることもあり、メキシコのリーグでは3桁の番号を持つ選手もいます。

まとめ

サッカーには様々なポジションが存在し、それぞれが個性を活かし合い、密に連携することで得点を決めることができます。

単に観戦するだけでも楽しいですが、各ポジションの役割や性質も踏まえながら注目してみると、また違った側面からサッカーを楽しめるかもしれません!

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サッカー上達
この記事を書いた人
俵谷 龍佑

前職では、大手広告代理店にて百貨店や出版社のリスティング広告を担当。

前職で培ったSEOやデータ分析の知見を活かし、個人メディアを運営する傍らフリーのコンテンツライターとして活動中。

執筆テーマは、睡眠、お茶、経営、マーケと幅広い。
現在はライターのみならず、音楽イベントコミュニティ「MUSICROWD」の運営、野草茶研究家など、多岐にわたる分野で活動中。

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