YGサーブは、ここ数十年で浸透した新しいサーブです。
YGサーブは習得が難しいですが、打ち方を覚えておけば、YGさーぶを使ってくる選手への対処法も知ることができます。
本日は、
・巻き込みサーブと何が違う?
・YGサーブの返し方
について書いていこうと思います。
YGサーブとは?
YGサーブとは、「ヤングジェネレーション」の略で若手選手が使っているサーブということでこの名前が付けられました。
特徴は、逆横回転を中心としたサーブで、上級者はそこに下回転、上回転、ジャイロやロングを混ぜて行います。
元々は、欧米選手の間で使われていましたが、日本選手でも使う人が増えてきました。
YGサーブは習得が難しいサーブのため、使いこなすことができるようになれば、サービスエースをとることもできます。
プロで使っている選手で有名なところだと、ドイツのティモ・ボルが有名です。
YGサーブと巻き込みサーブの違い
基本的に逆横回転サーブには、「巻き込みサーブ」「YGサーブ」「バックハンドサーブ」の3種類があり、このうち巻き込みサーブとYGサーブはほとんど見分けが付きません。
強いて違いを挙げるのであれば、手首の使い方です。
YGサーブは巻き込みサーブよりも手首のスナップを利かせるので、習得に時間がかかります。
YGサーブを習得するコツ
スイングスピードを早くする
YGサーブの強みは、回転の多い逆横回転サーブを打てることです。
スイングスピードが遅すぎると、むしろチャンスボールになってしまうので、スイングスピードを早くすることを意識しましょう。
ラケットの向きを台と平行にする
YGサーブを習得するなら、逆横下回転をベースに練習するのがおすすめ。
逆横回転の場合、相手選手の対処は、①ツッツキ、②フリック(払い)のどちらかになります。
特に、サーブが初見の場合、ツッツキはボールが浮くリスクもあるので、大半はフリックをして様子を見ます。
しかし、下回転がかかっていると、フリックによるミスを誘発できるため、チャンスを作りやすくなります。
手首の可動領域を上げる
ペンラケットの場合は、手首のスナップを効かせやすいですが、シェイクの場合は2本くらいで握って可動領域を上げると良いです。
YGサーブは、手首がキモなので、とにかく練習の時は手首を柔らかくしましょう。
YGサーブの返し方
YGサーブは、非常に回転がかかっており、レシーブが非常に大変です。
横回転がかかっていると、ツッツキをした時にオーバーしてしまいますし、反対に下手にフリックで返すと、そのままコース狙いで返されてしまう恐れがあります。
YGサーブのレシーブで意識するポイントは以下の通りです。
・ラケットの面が正面ではなく斜め45℃
この方法であれば、YGサーブだけでなく巻き込みサーブにも対応できますし、横上、横下などどんな回転にも対応できます。
もっと、YGサーブやマキコミサーブのレシーブ・返し方について詳しく知りたい方は、こちらの動画をどうぞ。
まとめ
YGサーブは、習得が難しいサービスなので、まず巻き込みサーブなどができるようになってからチャレンジしてみると良いです。
YGサーブは、マスターすれば返せない最強サービスとして昇華させることもできますし、相手にプレッシャーを与えてレシーブの手数を封じることもできます。
ぜひ、一度チャレンジしてみてください。