バスケにおいて「キャッチ」は勝敗を左右する大切な技術の一つ。
シュートの安定性や次のプレイへの素早い移行のためにも、「キャッチ力」は重要なファクターとなります。
しかし、強いパスや難しいパス、左右にずれるパスなどをキャッチするには、基本的な技術を身体に染み込ませる必要があります。
今回はキャッチミスが起きる状態や原因、そしてその対策と練習法についてご紹介します。
バスケのキャッチミスの原因は、キャッチが「下手」だからではない
まずは、キャッチミスがどうして起こるのかを確認することが大事です。
キャッチミスが多い人は、「ボールが上手く手に収まらない」もしくは「ボールを弾いてしまうor手のひらに当たらない」のいずれかに当てはまります。
これを確認するだけで、キャッチミスの原因も自ずと見えてきます。
実は多くの人はキャッチが「下手」なのではなく、キャッチの仕方が間違っているか、キャッチする状態を作れていないのです。
「ボールが上手く手に収まらない」場合は、キャッチの仕方が間違っている!
手にあたっているのにキャッチミスが起こる、上手くパスが取れないといった状態になるのは、手の使い方が間違っている場合がほとんどです。
例としては、ボールが飛んできた時にボールの軌道と平行に手を構えている、挟むように取ろうとしている場合です。
「ボールを弾いてしまうor手のひらに当たらない」場合は、ボールを怖がっている
特に初心者にありがちなのが、ボールを必要以上に怖がってしまうことです。
「突き指をするのではないか」「顔に当たってしまうのではないか」と恐怖心を覚え、キャッチする姿勢が上手くできていない、ボールをしっかりと目で確認できていないことがあります。
両方が起こっている場合は、キャッチの準備はできているか確認する
キャッチミスをなくす上で大切なのは、「キャッチの準備体制をとること」です。
キャッチの構えができていないと、ボールに対して反応が遅れますし、パサーもパスを出すのを躊躇してしまいます。
強いボール、とりにくいボールをキャッチするコツ
強いパスや、左右にずれた取りにくいボールをキャッチするコツを紹介していきます。
これらのポイントを押さえるだけで、あなたのキャッチ力は飛躍的に向上するでしょう。
ボールへの恐怖心を減らし、キャッチの姿勢を作ろう
キャッチが上手な選手はしっかりと目でボールを確認し、キャッチする姿勢をすばやく取っています。
このキャッチする姿勢とは、つまり手のひらをしっかりと前に向けてボールが収まる空間を作ることを指します。
このように上手にボールをキャッチするには、まず「キャッチの準備」をすることから始めましょう。
キャッチングの際にパスの勢いを上手に殺そう
特に強いパスを取るには少し工夫がいります。
それはキャッチングの際に「少し手を引くこと」です。
ボールと手を一緒に動かすことで、ボールの勢いを殺します。
ボールを引いた時に身体に当たらないように、少し前に手を出すように意識しましょう。
それでもボールがキャッチできない場合は、ハンドリングと握力を鍛えよう
上記のコツをしっかり行えば、キャッチミスは減ってくるはずです。
しかし、それでもキャッチミスが多い場合は、「ハンドリング」と「握力」が足りない可能性があります。
ハンドリングによってボールの扱いをさらに向上させ、握力を鍛えることによって強いパスに耐えられるようにします。
バスケでキャッチ力を上げる有効な練習方法
では、キャッチ技術を向上させる練習メニューを紹介していきます。
今回は一人でできる「バウンドキャッチ練習」と複数人で行う「三角パス」を紹介します。
一人でできる「バウンドキャッチ練習」
ボールを両手で持ち、床に強くバウンドさせて跳ね返ったボールをキャッチします。
できるだけ強くバウンドさせるとより効果的です。
動画にあるように、I字・U字・V字などさまざまなやり方で行いましょう。
ハンドリングや握力も同時に鍛えることができます。
キャッチして素早くパスにつなげる「三角パス」
複数人で三角形を作り、右回りもしくは左回りでパスを出します。
パスを出したら、出した方向に走り並び直します。
通常の流れに慣れてきたら、今度はパスを出した方向とは逆の方向に走りましょう。
また、パスもチェストパスやワンハンドパス、バウンドパスなどを織り交ぜていきましょう。
キャッチが上手くできないとパスにも影響してくるため、質の良いキャッチが求められます。
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まとめ
キャッチを上達させるポイントは、常にキャッチの準備を怠らないことです。
ボールへ恐怖心を抱いていると、どうしてもキャッチの成功率は下がります。
「自分はどんなパスでも絶対にキャッチできる」と思い、ボールから目を離さないでキャッチしましょう。
質の高いキャッチができるようになれば、他のプレイのレベルも上がっていきます。
ぜひ、本日のポイントを参考にしてみてください。