サッカーの勝敗を分けるのがシュート。
活躍している選手は、必ずシュートを状況に分けて使いこなし、得点を決めています。
サッカーのシュートの種類を多く知っておくほど、次にすべきアクションの選択肢を増やすことができ、相手にボールをカットされたり、シュートをブロックされたりすることが少なくなります。
今回は、サッカーのシュートの種類と得点につながるシュートに必要なポイントについて解説します。
サッカーのシュートの種類についておさらい
サッカーのシュートは距離や弾道、蹴り方で種類が分かれています。
距離によって呼び方の変わるシュート
ミドルシュート
主にペナルティエリアより外(ゴールから20m)から30mまでの距離から打たれるシュートのことを指します。
ロングシュート
ミドルシュートよりも遠い位置から打たれるシュート。
プロの試合でも滅多に見られないシュートです。
弾道によって名前の変わるシュート
カーブシュート
名前の通り、曲がるシュートです。
「巻くシュート」という言われることもあります。
決まれば、フリーキックで絶大な威力を発揮するシュートです。
チップシュート
ボールの下辺りを蹴りバックスピンをかけて、ふわっと浮かせるシュートのこと。
相手の頭を超えるパス(ロブパス)やゴールキーパーの意表をつく時にも使われます。
グラウンダーシュート
地を這うような低いシュートのこと。
ボールが変則的にバウンドしやすく、ゴールキーパーにとっては厄介なシュートになります。
無回転シュート
別名「ブレ球」。ボールに回転をかけず蹴ることにより、空気抵抗を受けやすくして、ボールに不規則な変化を与えます。
ブレながら予測不可能な変化で進んでいくため、相手にとっては脅威となります。
ドライブシュート
上回転がかかったシュートで途中で鋭く落下します。
他のシュートに比べると回転がかけにくく、難度が高いです。
蹴り方によって呼び方の変わるシュート
ボレーシュート
空中にあるボールを蹴るシュート。
コントロールが難しいですが、強いシュートを打てます。
ヒールシュート
かかとの真ん中にミートさせて後方のチームメイトにパスするシュート。
うまく決まれば、相手の意表をつくことができます。
ノールックシュートのため、コントロールが難しく練習が必要になります。
ヘディングシュート
足ではなく、頭を使うシュート。
足よりも制空権を取りやすく、ゴール前の浮き玉などに対して有効です。
オーバーヘッドシュート
ジャンプして足を上空に高く挙げ、後ろに向かって打つシュート。
難易度は高いですが、決まればかなりカッコいいシュートです。
蹴り方の種類
シュートだけでなく、蹴り方にも種類があります。代表的なものは以下の4つです。
インステップキック
より強くより遠くにボールを出したい時に使われるキック。
足の甲でボールを押し出すように蹴りましょう。
インサイドキック
コントロールの効きやすい蹴り方ですが、威力は出にくく主にパスなどに使われます。
足の内側全体で蹴ります。
アウトサイドキック
足の外側で蹴るキック。
コースを読まれにくく、パスなどに向いています。
インサイドキックに比べると、コースは安定せず、威力も強くありません。
シュートの成功率を高める自主練習法
シュートの成功率を高める練習として、「強いシュート」と「コントロールを高める」練習法を紹介したいと思います。
強いシュートを打つための練習
基本的なシュートの蹴り方であるインステップキックの正しいインパクトが身につく練習です。
インステップキックでリフティング練習(連続で出来ない方は手を使ってもOK)をしてみましょう。
正しく足の甲で蹴れていれば、真上にボールが上がるはずです。
また、できるだけ無回転でボールを蹴られるようになると良いでしょう。
ラインを使ってフォームとコントロールを確認
グラウンドにあるラインなどを使って、ボールと足の振りがまっすぐになるように蹴ります。
最初はインサイドキックで練習、慣れてきたら違うキックを試してみるといいでしょう。
また、スピードも徐々に上がっていくと尚いいです。
まとめ
サッカーのシュートは、思ったよりも多くの種類があります。
試合中に、瞬時に蹴り方やキックを使い分けられるようになれば、ゴールを奪える可能性はグッと上がります。
ぜひ参考にしてみてください。